山下産商のモデル

ドラマ化された山崎豊子の小説「不毛地帯」に登場する山下産商モデルについて。山下産商のモデルは戦後最大の倒産と言われた安宅産業株式会社です。

鉄の商売は、帝国製鉄と藤山製鉄の取扱商社にならなければ大きな商売は出来ませんでした。

鉄の商権は戦前の官営製鉄所時代から継承されているため、糸商出身の近畿商事は事実上、鉄を扱えませんでした。

そこで近畿商事は商権を持っている大手問屋を傘下に納めることにします。

中林は岡崎興業を押し、壱岐正は山下産商を押して対立します。その結果、近畿商事は山下産商を吸収合併します。そして、鉄鋼部門を強化した近畿商事は繊維商社から総合商社として成長します。

壱岐正のモデルとなった瀬島龍三は、近畿商事のモデルとなった伊藤忠商事で安宅産業との合併に従事して、伊藤忠商事は1977年に安宅産業を吸収合併しています。

したがって、山下産商のモデルは安宅産業で間違いないでしょう。

岡崎興業のモデルについては調査中です。

2009年11月04日 (水)|編集

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